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働きながらの資格取得は大変でしたが、職場の皆さんに応援してもらって夢を叶えました!

「もっと深く理解したい」と看護師の資格取得を目指しました

もともと介護施設で働いていて、看護師さんと一緒に働く中で、利用者さんの疾患や気持ち、ご家族に寄り添って、その方の人生にトータルに関われる看護の仕事に魅力を感じ、社会人入学で准看護師の資格が取れる学校に入りました。准看護師の資格を取得した後に、14年ほど、鳥取県内の内科クリニックや小児科クリニックで働いていましたが、もう少し勉強して患者さんの疾患や心理についてもっと深く理解できるようなりたいと思うようになりました。智頭町出身で、地元の智頭病院に「働きながら資格を取りたい」と相談したところ、「大丈夫です」と言ってもらえたので、平成28年に智頭病院に入職し、穴吹医療大学の看護学科通信課程に入学しました。

入職当初は、仕事と勉強の両立ができるよう、勤務時間の短いパートの形態で勤務していました。定期的に学校に行く必要があり、その度に休みを取っていましたが、職場の上司や同僚の理解もあって気持ちよく休ませてもらえて、とてもありがたかったです。子どもが2人いるので、働いて、帰って家事をして、子どもたちと寝た後に朝早く起きて勉強して。料理をしながら参考書を見たり、昼休憩も勉強したりと決して楽ではありませんでしたが、同僚の皆さんも「頑張っとるな」と声をかけてくださったり、温かい目で応援してくださったりしたのでとても心強く、何とか2年間頑張って資格を取得することができました。

働きながら資格取得を目指す人のための奨学金制度があります

看護師の資格取得後にパートから正社員になりました。准看護師と看護師では行う看護の内容に変わりはありませんが、自分の中での患者さんの疾患や心理のとらえ方が以前とは異なり、さらに深く考えられるようになったので、学校に通って本当に良かったと実感しています。私が智頭病院で働きながら看護師の資格を取った第1号で、当時は学費の補助はありませんでしたが、理解して支えてくださった環境に感謝していますし、現在は働きながら資格取得を目指す人のための奨学金制度が用意されているので、より手厚いサポートが整っていると思います。

看護師として患者さんの言葉に耳を傾けることを心がけています。日々の忙しさに流されがちになってしまいますが、そこを一歩踏みとどまって、「今どんなお気持ちですか?」と問いかけ、患者さんが本当に言いたいことは何だろうと考えられる自分でいたいと思っています。現在は外来に勤務し、小児科を担当することが多いですが、地域の子どもたちが病気したりしながらも大きくなっていく様子が見られるのはうれしいです。患者さんの人生にトータルで関われるのが看護師の一番のやりがいです。

今後は応援する側になって温かく見守りたいです

同僚から「通信課程はどうだった?」「働きながら資格を取るのは大変?」などと相談を受けることがあります。私が受講していた2年間、休日も1日中勉強して、平日も子どもたちが宿題している横で一緒に教科書を開いてと勉強漬けの毎日でしたが、「大変だったけど学校に行って本当に良かった」と伝えて、自分の通っていた学校の様子やカリキュラムの内容などを紹介しています。相談をしてくれた准看護師の同僚は今、私とは別の大学の通信課程を受講して資格取得に向けて頑張っています。私が応援してもらったように、私も彼女を温かく見守りたいと思っています。

准看護師として働いていて、看護師の資格が取りたくても、仕事を辞めて学校に通わないといけないのがネックとなり、あきらめる人も多いと思います。私も収入がなくなるのは不安でしたが、智頭病院で働きながら勉強できるのはとても助かりました。働きながら勉強するのはとてもしんどかったですが、それ以上に得るものがたくさんありました。通信課程には中四国から受講生が集まるので、受講の度に顔を会わせて仲良くなり、励まし合いながら勉強できたのも良かったです。智頭病院は職場の皆さんも応援してくださいます。働きながら目標に向かって頑張れる環境があります。いずれは看護師の資格を取りたいと思っている方がいたら、ぜひ挑戦してほしいです。

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