- 介護福祉士
- 2012年入職
入所者はもちろん、周りのスタッフとも心の通った交流をしながら働いています。

理想的な介護実践を見て「ここだ」と思いました
私は、智頭病院内にある介護老人保健施設「ほのぼの」で勤務しています。介護福祉士を志したのは、子どもの頃からお世話になっていた大好きな祖父母に、いつか恩返ししたいという思いを持っていたから。専門学校在学中、智頭病院にボランティアで入らせていただいたとき、スタッフの皆さんが入所者さんに優しく寄り添い、丁寧にサポートする姿を見て、自分もここで働きたいと思いました。
病院内にあるだけに、医師・看護師・介護士・理学療法士といった多職種のスタッフと密に連携できるのが大きな特長です。その特長を生かすカギとなるのは、やはり「報告・連絡・相談」。これは、医療事故を未然に防ぎ、適切なケアを行うために欠くことはできません。
新しい入所者の方をお迎えする際も、情報共有は大切で、その方の状態を把握するため、前もって「ADL(日常生活動作)表」を作成します。どれくらい自力で歩けるのか、食事や着替え、入浴、コミュニケーションなど様々な項目を確認。紙1枚ですが、基本的な情報が網羅されており、すぐにスタッフ全員で共通認識を持つことができます。
“その時・その人に合ったケア”の提供を目指して
入所者の皆さんには、日中はできるだけデイルームで起居してもらい、他の入所者とおしゃべりをしたり一緒に食事をしたりすることで日々の活力を高め、できることを増やすお手伝いをしています。「今日はいい天気ですね」と、些細なことでもいいから私たちスタッフからお声かけし、コミュニケーションを取ることも心がけています。
ベッドから車いすへの移動、入浴時の服の脱着、1人で食事が取れない方の介助など、一日の業務は絶え間なく続きますが、「私のためにありがとう」という言葉を頂くとやりがいを感じます。10年以上勤務し、長く介護の現場に携わっていますが、たとえ同じ方であっても同じ対応にはなりません。それぞれの方の、その時に合った介護ができる介護福祉士になりたい。そのための研修受講、eラーニングでの勉強を今も続けています。

子育て世代に優しく、働きやすい環境です
男性でも育児休暇を取得できるとのことで、子どもが生まれた時には1カ月ほど取得しました。取得時も復帰時も、周りのスタッフはいい意味で普段どおり。温かい雰囲気で送り出し、そして迎えて入れてくださったので、私も自然体でいることができました。有給休暇も取得しやすく、子どもに関する急な用事で休みを取っても、何の心配もなく子どもたちと過ごせるのがありがたいです。
院内保育施設「ほのぼの保育所」は、3歳まで見てもらえますし、窓口が病院の事務部なので気兼ねなく利用できるのがいいですね。子どもが急に体調不良になってもすぐに駆け付けることができ、そのまま智頭病院を受診できるのも大きなメリットです。
通勤に時間がかかる、雪が多い、田舎と、智頭町にマイナスイメージを持っている方が多いかもしれませんが、鳥取自動車道開通後はそれほど不便ではありませんし、田舎だからこその人の温かみ、自然豊かで四季の楽しみがいっぱいといったプラス面が幾つもあります。働きやすい職場なので、ぜひ一度来てみてください!
一日の仕事の流れ
- 8:15~
- 始業、トイレ介助、利用者離床、口腔ケア
- 8:30~
- 朝のカンファレンス
- 9:00~
- 入浴介助・送迎、パット交換
- 11:30~
- 昼休憩
- 12:30~
- トイレ介助、口腔ケア、利用者臨床、パット交換
- 13:30~
- 昼のカンファレンス
- 14:00~
- 利用者の離床、入退所の準備・片付け
- 15:00~
- おやつ介助
- 16:00~
- カルテ記入、夜勤者への申し送り
- 17:00
- 終業
その他の、先輩スタッフの声


